May 06, 2007
泉ヶ岳でわかったこと 〜心の霧を晴らす糸口が見えた〜
今日はまじめに書く。今日みたいにふと山に登ろうと思うとき、それは純粋に山の自然に触れたいときもあるが、むしろ自分自身と向き合いたいときだったりもする。
昨年は全てが無茶苦茶だった。自分は暗闇の中にいた。暗闇を抜け出せたのは最近のこと。自分も努力したけど、助けてくれる人がいたおかげだと思う。とにかくも暗闇を抜け出すことはできた。しかし徐々に回復していく中で最近の自分は霧の中にいた。どういう目的意識を持ち、どこへ向かえばいいのかがわからなくなっていた。
今日、泉ヶ岳へ登る前、この連休中に考えたことで頭の中はごちゃごちゃしていた。すでにいくつかヒントをつかんでいたが、それがひとつにつながらなかった。山頂に近づくにつれて肝心なことをいくつか見出し、そして山頂でおにぎりを食べている間にひとつにつながった。大事なことに気付くことができた。言葉にするのは難しいが、目の前を覆っていた霧に晴れ間が見えた。
大事なことは次の3点。
1)自分の仕事に自分の全てを賭けられるだけの価値を見出し続けることは所詮ムリだということに気付いたこと
2)だから、自分が本当に価値を認められるものを仕事のほかにも持つ必要があるということが実感としてわかったこと。
その一方で悩み多い仕事についても、
3)会社にとっての評価と自分自身にとっての評価はまったく別なものだということ。たとえ会社にとって不利益だったとしても、自分の個人的な目的意識からすれば大いに価値があるということもありえるということ。そう考えると今の仕事もそう悪くはないかも、と。
3)は昨日気が付いていたが、それだけではうまく整理できていなかった。
1)と2)も頭ではわかっていたかもしれないが、実感としてわかっていなかった。実際自分は目的意識を再構築するために「どうすればこの仕事に大いなる価値を見出すことができるのか」を最近ずっと探していたように思う。そうではなくて、「仕事の価値というのはこの程度(たとえば100点満点で言えば40点くらい)ということを受け入れ、まあそれはそれくらいにしておいて、他でもっと価値のあることをやればいいじゃないか」ということに気が付いた。考えてみると前からわかっていたはずのことばかりなのに、目からうろこが落ちた感じだった。
それとともに、今自分が一番求めているものが何なのかということを考えた。本当はそれはもうわかっていたことだが、今はそれをはっきりさせるべきだと思った。ただ、自分の求めるものが手に入るとは限らない。手に入らないことのほうが多い。でも今日は少なくとも自分が求めているものが何か、価値を見出しているものが何かということははっきりとわかった。それはそれでよかったと思う。
これからの自分に一番大事なことは、何を求め、何に価値を見出すかということ。少なくとも今はまだ自分を納得させるだけの価値あるものはこの手の中にない。何も見つけられないのが一番いけないことで、もっと視野を広げ、探さないといけない。昨年はたとえそう願っても状況が許さなかったが、今年は自分しだいなのだ。
まだ霧は晴れてはいないが、確かに糸口はつかんだ。昨日までとは違った明日を進んで行きたい。
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