May 03, 2007
はじめて蒲生干潟をまじめに観察
今日、初めて蒲生干潟をちゃんと観察した。仙台へ越してきてからもう1年半以上になるが、まだ蒲生干潟をちゃんと観察したことがなかった。昨シーズンは休日を確保することすら困難だったから仕方ないのだけど・・・。
今日、現地に着いてまず驚いたのは蒲生干潟に入って潮干狩りを楽しんでいる人人人・・・。これまで観察してきた干潟はどこも保護区になっていたり、そうでなくてもこんなに人が入り込んではいなかった。それがたいして広くもない蒲生干潟のかなり奥の方まで人が入っていて、これではもはや鳥の楽園ということはありえないって感じ。別に鳥を見に来たわけではないけれど、これはさすがにマズイように思った。ただこちらとしては干潟に入るときに鳥や鳥を見に来ている人のことを考えなくてもいいのは助かりますが・・・。
とにかくも、干潟の観察開始。潮をぜんぜん調べていなかったので、満潮ではないけれどあまり潮は引いていなかった。純然たる干潟はほとんど顔を出しておらず、長靴もないので岸辺の葦原の中を観察することにした。
葦原でまず見つけたのが10mm足らずの小さな巻貝。相当な数の巻貝がうじゃうじゃいて、春の日差しのおかげで活発に動き回っていた。
お目当てははやりカニさんですが、はじめはなかなか見つからなかった。やっと見つけたのが写真のアシハラガニ。しかしここのアシハラガニは非常に警戒心が強く、こちらを見つけた時点から完全に防御姿勢で全力で逃げ回っていた。写真はすばやく動いて強引に近づいて撮りました。とにかく逃げ足が速い。
たいした個体数は見ていませんが、みんなやや小ぶりでした。やはり東京に比べてこちらは環境が厳しいせいかもしれません。
その次に見つけたのはチゴガニです。よく見るとけっこういます。ただこいつらもけっこう警戒心が強く、こちらがちょっとでも動くと一斉に隠れてしまいます。なのでいっぱいいたところにしゃがみこんで、出てくるのを待って撮りました。じっとしていれば簡単に出てくるところは東京港野鳥公園と同じです。ただそのあとちょっとでも動くとすぐに隠れてしまいます。
しかしこのチゴガニたち、なんか野鳥公園で見慣れたチゴガニと少し違います。よーく観察してみた結果、体色にかなりのバリエーションがあるということがわかりました。
type1.標準色・・・40〜50%程度
・・・グレーの体色で薄いごまだら模様。
・・・グレーの体色で薄いごまだら模様。
type2.薄赤茶色(写真左)・・・30%程度
・・・グレーというより薄い赤茶色の体色
type3.鮮明なごまだら模様(写真右)・・・20%程度
・・・ごまだら模様がやたらと鮮明で、黒い部分が濃いのでかなり黒っぽい印象
・・・グレーというより薄い赤茶色の体色
type3.鮮明なごまだら模様(写真右)・・・20%程度
・・・ごまだら模様がやたらと鮮明で、黒い部分が濃いのでかなり黒っぽい印象
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