January 01, 2002
紅富士&ダイヤモンド富士を見に 2001年12月31日〜2002年1月1日
目的地 | 紅富士・・・静岡県御殿場市周辺 ダイヤモンド富士・・・竜ヶ岳(山梨県上九一色村) |
日 時 | 2001年12月31日〜2002年1月1日 |
天 気 | 晴れ |
メンバー | 単独 |
アプローチ | 車利用 川崎→(オール地道)→御殿場 片道約3時間 |
12月31日 | 紅富士ほか 忠ちゃん牧場→御殿場市内→水ヶ塚→白糸の滝→本栖湖(車移動) |
1月1日 | ダイヤモンド富士
コース :本栖湖 → 竜ヶ岳 → 本栖湖 所要時間:登り 約1時間40分 下り 約1時間30分 |
参考図書 | エアリアマップ 山と高原地図31 富士・富士五湖(昭文社)
四季の写真(2001.12〜2002.1)冬の絶景 光と色の表現術 |
富士山頂から太陽がでてくる「ダイヤモンド富士」というヤツを元旦の初日の出で拝める場所があるという話を聞いたことがあった。なんでも、太陽が現れる瞬間に皆既日食のダイヤモンドリングのごとく太陽がまぶしく輝くらしい。それを元旦に見られる場所は何カ所かあって、有名なのは本栖湖湖畔の竜ヶ岳山頂ということだ。今回はこれを見に行くことにした。
1日目
30日に2001年最後の仕事を終えて、31日早朝、2:00ごろに川崎を出発した。ダイヤモンド富士の前に2001年最後の日の出で紅く輝く紅富士を見るためだ。紅富士とは日の出直後の数分間だけ真っ赤な太陽の光を受けて富士山が真っ赤に輝く現象のことで、富士山に雪が積もった冬場に見られる現象だそうだ。
5:00ごろに御殿場市内に着いて、まだ全く夜明け前だけどとりあえず雑誌に載っていた忠ちゃん牧場というところへ行ってみた。そして車のドアを開けてビックリ! めちゃくちゃ寒い。だけど何て幻想的な景色なんだろう。上を見上げれば満天の星、西の空には満月に近い月が出ていて、月明かりに照らされた富士山が浮かび上がっている。すばらしい!
次に富士山が真正面から朝日を受ける位置に移動して、そこで日の出を待って紅富士を見た。きれい! ピンク色に輝いているのはほんの数分間で、太陽が昇るに従ってだんだん金色になり、銀色になって最後には白くなっていった。
そのあと、車で御殿場市内に戻り、仮眠してから富士山中腹の水ヶ塚へ行ってみた。ここまで来ると突風で舞い上がった雪煙がすごいスピードで流れていくのが見えて、真冬の富士山の迫力を間近で感じることができた。
それから富士山の反対側にまわって白糸の滝を見物したあと、夕日に輝く紅富士を見た。夕日でもけっこうピンク色に染まっていた。ただ、反対側から見る富士山は見慣れていないせいかあんまり富士山らしくない感じがした。ボクの場合やっぱり中腹に宝永火口があってこそ富士山らしいと思う。
そのあと道の駅で夕食を食べたあと本栖湖へ行き、明日に備えてはやく寝た。
2日目
元旦の早朝、3時過ぎに目を覚ました。日の出が7時頃として、実際のところ5時くらいに出発すれば十分にダイヤモンド富士に間に合うと思うんだけど念のためと思って早めに出発することにした。 本栖湖湖畔竜ヶ岳のダイヤモンド富士は地元の上九一色村が村おこしの一環として力を入れているだけのことはあってたくさんの人が訪れていた。東京方面から来ているツアーバスも4〜5台あり、ものすごいにぎわいだ。地元のボランティアの人の誘導で車を止めて、装備をそろえて早速登り始めた。
思いっきり防寒装備を着込んでおいたこともあってはじめのうちはかなり暑かった。しかし森林帯を抜けて見晴らしが良くなると、急に風が冷たくなってきた。動いている間はいいんだけど、止まると凍えそうになる。頂上に着いたのはまだ6時過ぎで、日の出までは1時間くらいあり、富士山の山頂から太陽が昇るダイヤモンド富士まではさらに長い時間待たされることになるようだ。この待ち時間は今まで経験した中で一番寒かった。
山頂はすごい人だかりで、だいたいみんな同じように凍えていた。結局太陽が出たのは7:40ごろで、あいにく富士山の山頂付近には薄雲がかかってダイヤモンド富士とはならなかった。せっかくいい写真を撮ろうと思ってくそ重たいマンフロットの三脚を持ってきたのに・・・。たくさん集まったみなさんも落胆の様子。来年もう一度見に来るかはこの寒さを思うと微妙なところです。
このあと下山は大渋滞でかなり時間がかかってしまった。帰りは途中の道の駅で甘酒のサービスを飲ませてもらって、昼食を食べて富士山エリアをあとにした。
わずか2日間の休みでこれだけ楽しめれば十分満足の年末年始でした。
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