August 07, 2011

女川原発はどうして無事だったのか?

今日は石巻よりさらに足を伸ばして牡鹿半島方面へ。
いくつか見たいものがあったのだけど、一つ目の関心事は女川原発。福島第一原発が津波であれだけの被害を受けている中で、震源地に近いはずの女川原発はどうして無事だったのかということ。はじめは太平洋に面しているかどうかの違いかと思ったけれど、実は女川原発ももろに太平洋に面していて、しかもほぼ真正面が震源地という最悪の立地。なのになぜ無事だったのか?

最初に目指したのは女川原発のすぐ近くにあるPRセンター。そこに行き着くまでの道のりも片側通行や迂回路があちこちにあり、仙台市内のようには復旧が進んでいない。そして原発のちょっと手前で目に入るのがこの看板。「なくせ原発 事故で止まるか みんなで止めるか」。


そしてPRセンターは休館していた。予想はしていたけれど。


しかしここまで来たからには原発を見ておかないと気がすまないので、原発が直接見える場所を探して行ってみた。


一目見た印象として、思っていたよりずいぶん小高いところに建設されていると感じた。福島第一原発のほうはニュース映像とかで見ただけなのでわからないけれど、女川原発のほうは明らかに海面よりも一段高いところに建設されている。この高さの差は津波に対しては単純に有利だと思う。あとは周りの半島や小島の配置が偶然有利に働いたのかもしれない。

ちなみに、このあたりの津波の高さは仙台港に比べるとはるかに高い。下の写真の右隅に写っているのが女川原発の近くの谷川小学校の校舎。女川原発と同じように海面よりもだいぶ小高いところに建っているのだけれど、2階まで完全に水没している。これと比較すると女川原発の建物にも津波が到達したように思われるのだが・・・? 大丈夫だったのだろうか?



あとはついでにせっかくここまで来たので牡鹿半島先端までひとっ走り。海を挟んで向こう側に見えるのが有名な金華山。その先ははるか太平洋。


Posted by blueskyland at 22:37:00 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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