December 23, 2010

冬に輝く花

紅葉の季節が終わり、ここしばらく写真を撮っていませんでしたが、こないだ新たに手に入れたロシアレンズ、MC ZENITAR-M2s 50mmF2.0を試しておきたいということもあって仕事で移動中の車を止めてつばき観賞。
通勤路の脇の緑地につばきがたくさん植わっているところがあって、普段はあまり目立たないのだけど、ほとんど花が咲いていない季節がくるとひときわ鮮やかに見えて、ちょっと前から気になっていたのでした。

つばき 〜冬に輝く花〜
PENTAX K20D / MC ZENITAR-M2s 50mmF2.0(絞りF2.8くらい)

さほど大きな期待はかけていないのもの、やはりロシアレンズならではの独特な味を期待してしまうZENITARですが、まず意外だったのはこういう逆光気味の条件でもなんともないということ。一応「MC」と銘打っているので、それなりのマルチコーティングが施されているということのようです。
また、開放では解像力が弱すぎてちょっと使いづらい。ふんわりという感じではなく、単にぼやけている感じ。その一方で、F4.0くらいまで絞ると解像力は格段に上がる。それでいてボケがわりとやわらかめで、このへんにこのレンズのおいしいところがあるようです。
不思議なのは6枚の絞り羽根の形がはっきりとわかる六角形のボケ方なのに、二線ボケにはならないということ。APO TELEZENITARにも同じような傾向があって、硬すぎすやわらかすぎない、言うなれば角の取れたボケ方をします。
外観の貧弱さはいかんともしがたいレンズですが、写り具合は好きな感じなのでそこそこ出番は多くなりそうです。

23:55:00 | blueskyland | | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks