January 01, 2008

2007年を振り返ると

いつのまにか2008年を迎えた。

2007年を振り返ると、煮え切らない中途半端な一年だったように感じられるが、それはまだ良くも悪くも結果がまだ出ていないからだろう。2008年がどのような年になるかによって自分の中での2007年の評価はこれから違ってくる。どちらにせよ雌伏の年だったことには違いがないだろう。

2007年は少なくとも2006年に比べれば個人的にははるかにましな一年だった。2005年から2006年にかけてはあまりにも失ったものが多く、それを少しでも取り戻そうとしていたのが2007年の前半だったと言える。しかし自分は何を失って何を取り戻したのか、失ってしまったものはもはやそれが何だったのかを見出すこともむずかしい。

2006年の自分の状況はひどかった。極度の睡眠不足とプライベートゼロの生活がもたらす症状なのか、自分の記憶の引出しを自由に開けることができなくなっていた。思い出される記憶の一つ一つは明確なのだが、記憶が断片的で因果関係にとぼしく、一つの物語につながらなくなっていた。自分の主義主張や考え方の根拠となっているはずのさまざまな経験を自分ものとして引き出すことができなくなっていた。

それでも私は必死に何かを守っていた。でも限度を越えているのか、いつのまにか何のために守っているのか、そもそもいったい何を守っているのかさえわからなくなっていた。そして迎えた2007年。このままではいけないっていう思いが強かった。自分を取り戻さないとっていう気持ちが強かった。

何かを変えるために最初にしたのが車の買い替え。そしてデジカメ&フォトフレンド。車はとにかくとして、写真を再開したのは大きな意味があったと思う。中学生以来写真は断続的にでも続けていて、自分の写真を振り返ることで自分が何者で何を考えてここにたどり着いたのかを振り返ることができた。

2007年の最初の状態が自分が50%以下しか戻っていない状態として、2007年前半で80〜90%くらいには回復したように思う。それでもどうしても戻らない、何かが足りない感はいまだに続いている。

自分を取り巻く状況が2007年前半程度のゆるい状態がずっと続いていたらこの1年は自分探しの1年で、もっと別なものだったかもしれない。しかし8月頃にはリベンジにむけて今の自分がやらねばならないものを見出した。

今の自分に昔のような力が戻っていないことはわかっていた。それでももう今の自分で勝負するしかないんだという覚悟を持てるようになったのはこのころか。「ここがロドスだ、ここで跳べ」の格言がいうように、今ここにいるのが自分なんだと、この自分でたたかうしかないんだと。以前ならもっとって言っても仕方ないことなのだと。

この頃から2006年以前ほどではないにしても自分なりのリベンジに向けたたたかいが始まった。今はまだその途中にいる。だからまだ何も振り返る段階ではない。

これから2008年の私はどうなっていくのか。
2006年の二の舞にはなりたくない。だけど二の舞にならないために必要なものが自分の中にそろっているわけではない。状況を打開できなければ、打開するために全力を尽くして二の舞になるだけ。負けているのにほどほどに手を抜くという器用さは持ち合わせていないし、その不器用さゆえにここまで来たという思いがなおさらそうさせる。

蓋を開ける前だからいえることは、すべてをハッピーに進めるためには結局勝つしかないんだと。一つでも落第点があるとそれで終わり。全部勝つしかない。いろんなハードルが続くから、当分は終わらない。その先に何があるのか、落ち着いて考える時間が半年後に作れたら上出来だろう。そうであってほしいし、そうであればこの数年間は次につながるものになる。


[夜明け前〜かつてのホームグランド、京都]

01:25:47 | blueskyland | | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks