August 14, 2002

ああ、ハードディスクが・・・

 鳳凰三山で撮ったデジカメ写真をハードディスクに取り込み、メールで送れるサイズに変更しているとき、ハードディスクの異常を知らせるメッセージが出た。なんとかiMacの内蔵ハードディスクの方にコピーしようと試みたものの、大半のデータは読み出せないまま外付けハードディスクは全く認識されなくなってしまった。機械的に壊れてしまったようだ。このところ、iMacの外付けハードディスクから変な音がするのは薄々気が付いていた。しかしまたこんなタイミングで壊れなくても・・・。

 これで鳳凰三山で撮った写真をはじめ、ハードディスク容量に余裕ができたのをいいことに全然CD-Rに落としていなかったために期間にして約半年、データ量にして約1GBのデジカメ写真が全て消えてしまった。最悪。このところ壊れるものが多い。


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August 12, 2002

鳳凰三山(山梨県・南アルプス山系) 2002年8月11日〜12日

目的地鳳凰三山(山梨県・南アルプス山系)
日 時2002年8月11日(日)〜12日(月)
天 気
メンバー始め単独、途中から4人
アプローチ川崎駅 →(南武線)→(中央線)→ 韮崎駅 →(山梨中央交通バス)→ 青木鉱泉 片道約4時間
コース
(1日目)
青木鉱泉(11:30)→南精進の滝(14:00)→鳳凰の滝→白糸滝→五色滝→鳳凰小屋(16:30)
コース
(2日目)
鳳凰小屋(4:20)→地蔵岳2764m→観音岳2840.4m→薬師岳2780m→南御室小屋→苺平→大崖頭山→夜叉神峠小屋→夜叉神峠(16:20)
所要時間登り:7時間 下り:12時間(休憩、写真撮影含む)
参考図書山と高原地図43 甲斐駒・北岳(昭文社)、どこでもアウトドア
日本百名山を登る[下巻](昭文社)、ヤマケイJOY 2002年夏号(山と渓谷社)

 本格的夏山復帰を目指して、今年は夏山シーズン初っぱなにヤマケイJOYを買ってイメージをふくらませていた。特に「永遠の定番アルプス」の特集はどこも魅力的で、どこへ行こうかとても目移りしてしまう。その中で、今回は鳳凰三山を選んだ。南アルプスの入門コースということで、なまっているこの体にはちょうど良さそうだったからだ。

1日目
 川崎を早朝に出発して、韮崎に着いたのは9:30ごろ。でもバスの本数が少ないので1時間ほど待たされて、バス乗り場へ行ってみてビックリ。なんと乗客はボク一人だった。そしてさらにビックリは青木鉱泉までの林道の険しいこと! 小型のバスとは言ってもマイクロバスよりは一回り大きいこのバスが通れるとはとても思えない道で、しかも右側に脱輪したら谷底へ真っ逆さまという箇所が多数あり、悪路や狭い道にわりと慣れているボクもこれには多少ビビッてしまった。

 とにかく青木鉱泉に到着して、早速登り始める。1日目のコースは沢沿いの登りオンリーで、標高を約1,200mも上げなければならない。1年間ザックを背負っていなかったこの体には厳しいコースだ。高山植物の写真を撮りながら登っていたら、一つ目のコースタイムのポイントである南精進の滝まで1時間50分のところを2時間30分もかかってしまった。これでは先が思いやられる。この辺からはなるべくコースタイムを守ることを優先してカメラを出す回数を減らすようにした。そうしないと明るいうちに鳳凰小屋のキャンプ指定地にたどり着くのが危うくなる。さらに途中ですれ違った人から恐ろしい情報が・・・。この先の五色滝の少し上に熊がいたから気を付けるようにと。これは何としてでも明るいうちにたどり着かなければ。

 このコースぞいには大きな滝が点在し、時間があれば滝壺まで降りることができる滝もある。しかし今回はそんな余裕はなく、なんとかなんとかコースタイム通りに歩いて休憩時間で一割オーバーというくらいのペースでなんとか標高を稼いでいった。最後の五色滝で東京から来た三人のグループに会った。すれ違う人はたくさんいたけれど、登っている人に会ったのはこれがこの日初めてだった。なんとなく一安心。

 この先は鳳凰小屋まで1時間のややなだらかな道のりで、何とか予定通り明るいうちに鳳凰小屋にたどり着くことができた。鳳凰小屋に着いたらまずテントを張って、夕食のコンビニ弁当を食べた。何と今回は装備軽量化のために火器類やコッフェルを装備せず、全ての食料をコンビニ弁当やパンで済ませるという作戦なのだ。しかしずいぶんと時間がたってしまったコンビニ弁当の食感は今一つ。それにすでに焚いてあるお米というのは重たいので、果たして軽量化になったのかどうか? 確かなのは食べたあとは確実に軽量化されるということだ。そのあとはとにかく寝る。けっこう寝不足だったので、日頃の寝不足解消の意味も含めてひたすら寝た。

2日目
 次の朝、夜明け前に起き出して静かにテントをたたみ、夜明け前に出発して日の出を見た。いつ見ても山で見る日の出は美しい。特にこの日は適度に雲が出ていて、日の出前の朝焼けが最高に美しかった。



 このあと砂地の急坂を登り切ると地蔵岳に到着。有名なオベリスクという印象的な岩があり、確かに大きな地蔵のようだ。ここからはボクの大好きな見晴らしの良い稜線の道になる。高山植物の写真を撮りながらのんびり進んでいると、昨日の3人組に追いつかれて、観音岳の山頂で一緒に休憩をとった。観音岳からの眺めは最高で、北の方から順番に甲斐駒、仙丈岳、北岳、間ノ岳がぐるっと見渡せる。特に東側正面に位置する北岳は圧巻で、次は北岳に登ってやろうと思った。

 ここから先は3人組に混ぜてもらって4人パーティーでこのパノラマコースを縦走した。久しぶりにわりと同世代の人たちと一緒に山歩きをして楽しかった。最後はバスの時間に間に合わせるために一足先に夜叉神峠登山口まで駆け下りたけれど、やっぱり山は一人よりも仲間がいた方が楽しいとつくづく思った。


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